6歳で発達障害(ASD・ADHD)と診断された我が息子。息子が他の子と違うなと気づき始めてから発達障害と診断されるまで、なぜ発達障害児として産まれたのか、その理由を時間が許す限り探し尽くしました。その中の一つが帝王切開で出産すると、発達障害児として産まれる確率が上がるという研究結果でした。
産まれた時は発達障害とは誰もが気づきません
息子は2886 g標準体重で元気に産まれました。
正常分娩で出産する予定でしたが、10時間陣痛に耐え、「赤ちゃんの髪の毛が見えてきました!もうちょっとです!」と医師は言っていたので、あと少しでこの陣痛から解放される思っていたのですが、その後、、、「赤ちゃんの心拍が弱ってきたため帝王切開します!」と言われまさかの緊急帝王切開になりました。
帝王切開の末、息子は無事に産まれ、心拍が弱っていたと聞いた時は心配でしたが、元気な産声を聞いて安心したのを覚えています。この時はまさか我が息子が発達障害だとはまったく思いもしませんでした。
そして帝王切開が発達障害の原因の1つだったとは、この時はこれっぽっちも思っていませんでした。
1カ月検診でも正常発達、医師に言われた言葉
産まれて初めての1カ月検診、医師にいわれた言葉は今でも忘れられません。
身長も体重も正常。
母乳もミルクもよく飲んだ息子、医師に「優等生だね!」と言われ、その時とても嬉しかったことを覚えています。
今となっては、優等生ではなく発達障害でしたよ。先生、、、と思ってしまいます。
先生もまさかこの子が発達障害だったなんて思いもしなかったですよね。
無責任に優等生だなんて言わないで!とも私は思っていませんし、あの時は定型発達の子と区別がつかないぐらい普通の赤ちゃんだったんだ!と思えています。
発達障害かどうかなんて、赤ちゃんの時点では小児科の先生でも見分けられないんです。
私の場合は、息子が成長していく過程で徐々に特性が現れ、他の子となんか違う、、、と比べることにより、うちの子は発達障害かもしれないと気づき始め、そこから徐々に疑問から確信に変わっていきました。
産まれてすぐに発達障害かどうか見分けることができてしまったら、発達障害児の親は絶望感を味わう期間が長くなってしまいますね。
なので、発達障害は産まれたばかりではわからない方がありがたいです。
帝王切開で出産すると発達障害の確率が上がる
息子が他の子と違うと感じ始めた時、何時間もスマホでネット検索をしまくりました。
そこで初めて「発達障害」という言葉を目にし、取り憑かれたように何ページも検索し、ある病院の研究結果を見つけ食い入るように読み、そこには信じ難いことが記載されていました。
それは帝王切開で出産すると発達障害の確率が上がる。
人間だけではなく、帝王切開で産まれたマウスにも発達障害の症状が見られたと書いてあり、私は驚きを隠せませんでした。
近年、昔と比べると帝王切開での出産が増えてきています。
帝王切開があるからこそ、助かる命があります。
医師や研究者たちも、なぜこんなに昔と比べて発達障害が増えてしまったのか、帝王切開に原因があるのでは、、、と真相を突き止めたくてマウスを使って実験までしたんでしょうね。
とにかく私はショックでしたね。自分のせいで子供を発達障害にしてしまったのだと、、、
もう少しで産まれると言われていたのにも関わらず、なかなか産まれてこなかったのはきっと私のせいです。
いきむタイミングが悪かったのか、いきみ逃がしが上手く出来なかったのも事実。
それで息子の呼吸を苦しくしてしまい、心拍を弱らせてしまったんだろうなと今でも後悔しています。
もちろん帝王切開でも定型発達のお子さんが産まれます。
私も帝王切開をしていただかなければ、母子共に危なかったと思います。
ただ、経膣分娩よりも帝王切開の方が、発達障害になる確率が上がるという研究結果があるということです。
発達障害の原因は今でもわからないと言われていますが、検索魔の私はその後も徹底的に調べ上げ、いくつかの原因を突き止めてしまいます。
帝王切開で出産し子供が発達障害だったママ友たち
息子が療育施設や幼稚園に入る前まで、私にはママ友という存在が1人もいませんでした。
それには私なりの理由があったんです。
むしろママ友なんて私にはできない!必要ない!ほっといて!と心の底から思っていました。
ありがたいことにそんな私にもママ友が自然とできたのです。
子供が幼稚園に入学できた際、あるママさん2人と仲良くなりました。
このママさん2人のお子さんはどちらも男の子。
2人のお子さんは、現在、小学校の特別支援学級に通っています。
仲良くなったきっかけは、やはりお互い子供の発達に悩みを抱えていたからです。
自然と意気投合し、仲良くなるにつれて出産について話す機会がありました。
すると、同じように帝王切開で出産したというではありませんか。帝王切開になってしまったのも、私と同じで赤ちゃんの心拍が弱まったからと理由まで同じでした。
この時、私は帝王切開だと子供が発達障害になる確率が上がるということを既に知っていましたが、このママさんたちにそれを伝えませんでした。
きっと私と同じようにショックを受けてしまうと思ったからです。
知らない方が幸せなことなんて世の中にたくさんあります。
同じ幼稚園で、子供が発達障害を持っているママさん2人が帝王切開で出産していたということは、やはり私が調べた帝王切開だと発達障害の確率が上がるという記事の内容は信憑性があるのではないでしょうか。
コメント
こんにちは、これはコメントです。
コメントの承認、編集、削除を始めるにはダッシュボードの「コメント」画面にアクセスしてください。
コメントのアバターは「Gravatar」から取得されます。